優しい気持ち: My fragment

むくみに注意と言われて一週間。

水分を効率良く摂取する方法を探ったり、足を高くして寝たり、
体を温めたり、安静を心がけたり･･･
いろいろ気をつけて、ずいぶん良くなってきてるのがわかった。
検診に行き、先生からも「頑張ったね。」って言ってもらった。
カルテにも大きく『good』と書いてくれた（笑）
赤ちゃんは、間もなく2400gになろうとしている。
元気に動くし、順調そのもの。
エコーを撮った瞬間に、顔をこちらに向けてくれたのが
ちょっと面白かった。

私自身は早産で生まれた。35週の頃らしい。
2150gしかなくて、保育器直行。
当時としては小さすぎた。
おまけに未熟児網膜症、髄膜炎などを起こし生死をさまよい、
入院が長かったらしい。
写真も3ヶ月近くなってからのものしかない。

その私の大きさを越えたことに一安心。

診察後は、妊娠後期の血液検査のための採血。
昔から血管が見えにくいと評判（？）の私の腕。
ひどい時には手の甲から採血したこともある。
妊娠して血液量が増えたのか、血管が珍しくよく見えて
今回はさくっと終わった。

午後からは、祖母が2週間前に入所した老人ホームへ。
家からはちょっと遠いし、お腹の張りも心配だけど、
元気にお腹で動く赤ちゃんに会わせたくて、
旦那さんとお出かけしてきた。

久しぶりに会う祖母は、相変わらずとっても元気だった。
4つ上の兄が未だ独身ということもあり、『ひ孫』なんて
夢と思っていたという。
だからこそ、この子の事を誰よりも喜んでいるのがよくわかる。
お腹の中で動いた時、祖母に手を当ててもらったら『ポンッ』と蹴った。
祖母の優しい手に、元気に何度も蹴って応えているようだった。
外出は自由にできるようなので、「生まれたら会いに来てね」と約束をした。

帰り際、いつまでも見送ってくれる祖母。
来年には90歳になる祖母にとって、新しい命という存在が、
大きく暖かなものであり、生き甲斐になってくれることに、
私もとても優しく嬉しい気持ちになる。